ツール・ド・熊野 UCI2.2 (第4ステージ)
開催日: 5月11日(残り日) 第4ステージ /全日程2025年5月8日(水)〜11日(日)
開催地:太地半島周回コース
天候: 曇りのち晴れ
距離: 104.3km(race neutral 0.7km)9.8km +10.5km×9laps
国際レース「Tour de KUMANO UCI2.2」の最終日となる第4ステージ。
昨日の山岳ステージにより、総合成績上位2名は確定的となったが、UCIポイント獲得圏内の争いと、総合成績上位から遅れた選手達のステージ優勝争いが混同した厳しいレースが予想された。
ヴェロリアン松山は、
ボーナスタイムを獲得できるスプリントポイント後のカウンターアタックなどに注意しながら先行集団を作りステージ上位を狙う。
また前日の落車による影響で、大事をとって阿部選手は出走を控え、鈴木選手、桂選手、新開選手の3名での出走となった。
レースは予想通りスタートから激しい打ち合いのアタック合戦となり、テクニカルなコースにより集団後方にいる選手達は余計に体力を削られていく。
5レース分の疲労もあるなか、1周目から脱落する選手もでてくる。

桂選手、新開選手も前半の早い展開の苦しみ脱落。


レースは半分を消化したところ、で鈴木選手も脱落しかけるも、半周かけて集団復帰、後半の展開に備える。
先頭は第2ステージで脅威の逃げ切りを果たした今村選手(ワンティ・NIPPO・リユーズ)や、総合成績1分遅れでキナンレーシングチームのルバ選手など6名は抜け出す。
最大1分差ほどの差をリーダーチームのソリューション・テック・ヴィーニファンティーニを中心に集団をコントロールしながら差を詰めていく。
メイン集団はペースを上げ、ゴールに向けて差を縮めていく動きによって、
集団後方から脱落する選手達が出始める。
鈴木選手も脱落し、遅れた6名で前を追うも、
残り1周に入る直前に無念のタイムアウトとなり、今大会は完走者を出すことができなかった。

一方、レースは先頭6名全員をメイン集団が吸収し、集団ゴールスプリントによりラヨヴィッチ選手(ソリューション・テック・ヴィーニファンティーニ)が和歌山クリテリウム、ツール・ド・熊野第1ステージに続き豪快なスプリントにより優勝。
総合優勝は第3ステージで優勝したソリューション・テック・ヴィーニファンティーニのスチュワート選手が最終日も先頭集団でフィニッシュし、総合優勝を達成した。
清水監督コメント
実力差とテクニックの差が出やすいコースに、対応できなかった。
純粋に力不足であった。
全体的にはUCIプロチームの新城選手(ソリューション・テック・ヴィーニファンティーニ)を始めとするワールドクラスの走りに着いていくのがやっとであったが、規模が大きくなった「ツール・ド・熊野」で国際的な戦い方や実りのある大会となった。
リザルト
第3ステージ
1位 ラヨヴィッチ・ドゥシャン(ソリューション・テック・ヴィーニファティーニ)
2位 キム・ユロ(LXサイクリングチーム) +0s
3位 スチュワート・マーク(ソリューション・テック・ヴィーニファティーニ)+0s
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DNF 鈴木 譲
DNF 新開 隆人
DNF 桂 慶浩
個人総合成績 最終第4ステージ後
1位 スチュワート・マーク(ソリューション・テック・ヴィーニファンティーニ)
2位 ブレグノイ・マティアス(トレンガヌ・サイクリングチーム) +8s
3位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +48s
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チーム総合成績
1位 トレンガヌ・サイクリングチーム
2位 ワンティ・NIPPO・リユーズ +2m39s
3位 JCL TEAM UKYO +3m46s
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