Velolien MATSUYAMA

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レース報告

2024.10.10

RaceReport おおいたアーバンクラシック ロードレース

レースレポート
大分2日目はUCI1.2クラスのロードレース「おおいたアーバンクラシック」。
大分市郊外の大分スポーツ公園をスタート/フィニッシュとする1周11.6kmのコースを13周する150.8kmのレース。
アップダウンの繰り返しとストップ&ゴーを強いられるコースは周回が進むごとに体力の消耗し、集団内にいても体力が削られるコースと言われる。
スタートフィニッシュラインに向けた残り500mは長い登りで最後の勝負所となるが、その前に勝負が決まることもあるコース。
ヴェロリアン松山からは前日に引き続き、鈴木譲、阿部嵩之、桂慶浩、吉田晴登、鈴木譲、森本凜太郎の6名での参戦。
前半は逃げ集団を形成し、先行有利な展開を念頭に持ちつつ、集団ゴールになる際は登りのスプリントに村上で勝負する作戦。

レースは、正式スタートする前のニュートラルセクションで集団落車が起こり、レースは一時ストップ。
ヴェロリアン勢は落車に巻き込まれず、無事にレースを再開させる。

正式スタート後、激しいアタック合戦が続くも、2周目に阿部選手が逃げ集団を形成、早くも4名で抜け出す。メンバーは阿部選手(ヴェロリアン松山)、孫崎選手(キナンレーシング)、キンテロ選手(ヴィクトワール広島)、ジョン・ウホ選手(ソウルサイクリングチーム)

最大2分30秒までタイム差が開くも、この何コースで大きなタイム差を与えたくない逃げに送り込んでいないチームが集団牽引をはじめ、タイム差は徐々に縮まってくる。
しかし、タイム差は縮まるも、追いつくことはできずに各チームのアシスト勢が力尽きて遅れていく。

残り4周、タイム差は1分を切ったきたところ、アシスト勢を失った有力どころの選手達がアタックを開始。
強力なペースアップにメイン集団から脱落する選手達も続出。ヴェロリアン松山勢は全選手集団内で展開する。

逃げの4人とメイン集団は一時35秒までタイム差が縮まるも、メイン集団の牽引を組織的にできるチームはいなくなり、再び40秒から1分のタイム差が続く。
このメイン集団のペースの上げ下げに耐えられず、集団から人数から遅れる選手も続出。

逃げ切りの可能性も残されたまま、残り2周で阿部選手を含む4選手とのタイム差は53秒。
メイン集団には鈴木選手、村上選手、森本選手が残る。

しかし、メイン集団のペースは落ちるくことはなく、先週の落車の影響が残る鈴木選手が脱落、さらに村上選手も脱落。
そして、残り1周を迎える直前に先頭の4名はメイン集団から抜け出した精鋭集団に吸収される。

吸収される直前に抜け出した孫崎選手だけ精鋭集団について行き、先頭は8名。追走のメイン集団20名に阿部選手、さらに第2追走集団15名前後で森本選手が追う。
力で抜け出した有力選手を含む先頭8名に追走集団は追いつくことはできず、先頭は6名に絞られた。

ゴール手前の登り坂のスプリント勝負でメイヤー選手(ヴィクトリア・スポーツ・サイクリング)が抜け出し優勝。第2グループに留まった阿部選手は25位でのフィニッシュとなった。
上位に入ることはできなかったものの、2年前のこの大会で2位に入った阿部選手のその時を彷彿とさせる展開と走りに会場は大いに湧き、見るものを魅了する走りとなった。

リザルト
1位 メイヤース・イェロン(NED) ヴィクトリア・スポーツ・サイクリング
2位 山本 大喜(JPN) JCL TEAM UKYO
3位ルーベン・アコスタ(COL) 宇都宮ブリッツェン
….
25位 阿部 嵩之(JPN) ヴェロリアン松山
33位 森本 凜太郎(JPN) ヴェロリアン松山
50位 村上 裕二郎(JPN) ヴェロリアン松山
51位 鈴木 譲(JPN) ヴェロリアン松山
DNF 桂 慶浩(JPN) ヴェロリアン松山
DNF 吉田 晴登(JPN) ヴェロリアン松山