おおいたアーバンクラシック クリテリウム
レースレポート
大分県大分市を舞台に開催される「OITAサイクルフェス」は、「おおいたアーバンクラシック クリテリウム」と「おおいたアーバンクラシック」のふたつのレースをメインとする2日間のイベントで、UCIレース(国際レース)としては2018年に初開催されて以降、今年で6回目となる。
今大会は海外6チーム、国内12チームの計18チームが出場する。
初日の「おおいたアーバンクラシック クリテリウム」は、JR大分駅南口前から伸びる「大分いこいの道」周辺の公道に1周1kmの周回コースを設定、40周する40kmのレース。
ヴェロリアン松山からは鈴木譲、阿部嵩之、桂慶浩、吉田晴登、村上裕二郎、森本凜太郎の6名での参戦。
チームは2日目のロードレースをメインでの活躍を念頭に置きつつ、コースに適性のある阿部、村上を中心に上位を狙う。
他選手もスプリントよりも逃げ集団を作り、少人数での逃げ切りを狙う。
レースは序盤からハイペースが続き、逃げを作ろうとする選手達を、地元「スパークル大分」が集団で追いかける展開が続く。
阿部選手、桂選手がそれぞれアタックを繰り返し逃げ集団の形成を図ろうとするも逃げが決まらない。
逃げと集団の攻防戦が続く中、ハイペースに耐えきれず脱落する選手も増え、レース半分を過ぎて、集団は半分ほどの人数になる。
ヴェロリアン松山からは鈴木選手、阿部選手、桂選手の3名が残る。
レースが後半に近づくにつれ、多く選手を残したチームが前方を固め、前方への位置どりをすることすら難しくなってくる。
残り10周を切ると、集団スプリントの可能性も上がり、場所どりも困難を極める。
先週の落車の影響で調整中の鈴木選手と、翌日をメインと考える阿部選手は集団中盤でレースを進め、桂選手が単騎で集団スプリントにトライ。
集団内20番手以内で、上位が見えるポジションで残りラスト1周へ。
しかし、前半の動きなどで疲労の蓄積した桂選手はポジションを上げることができず25位でゴール。
スプリントを得意としないながらも、チームにとって国際レースでのスプリント勝負の可能性を引き出すための良い挑戦となった。
リザルト
1位カーステンセン ルーカス(GER) ルージャイ・インシュアランス
2位カジュコム イアン(PHI) ヴィクトリア・スポーツ・プロサイクリング
3位岡 篤志(JPN) JCL TEAM UKYO
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25位 桂 慶浩(JPN) ヴェロリアン松山
40位 鈴木 譲(JPN) ヴェロリアン松山
45位 阿部 嵩之(JPN) ヴェロリアン松山
DNF 村上 裕二郎(JPN) ヴェロリアン松山
DNF 吉田 晴登(JPN) ヴェロリアン松山
DNF 森本 凜太郎(JPN) ヴェロリアン松山