Velolien MATSUYAMA

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レース報告

2024.08.04

RaceReport JPT佐木島ロードレース

2024JBCFサイクルロードシリーズ

Jプロツアー第11戦 2024山陽建設佐木島ロードレース

開催日:2024年7月27日(土)

開催地:広島県三原市鷺浦町向田野浦(佐木島)

距離:115.5km(10.5km×10周回)

山陽建設佐木島ロードレースは「島」を舞台にしたレース。サイクリングの聖地として知られる自転車専用道路「しまなみ海道」の西側に位置する佐木島の海岸線沿いをほぼ1周回する、1周10.5kmを11周する115.5kmで開催された。27日の佐木島ロードレース、28日の広島クリテリウムと続く広島2連戦の初日。

ヴェロリアン松山からは鈴木、阿部、小坂、桂、新開、森、吉田、森本の8選手が出走。

コースレイアウト、天候、参加チームなどを考慮して少人数から大人数でも逃げ切りが考えられる事から、前半から各選手が逃げに積極的のっていき、鈴木、阿部が勝負の決まる逃げには確実に入る事を前提とし、そしてチーム初の表彰台に乗ることを一つのターゲットとしてスタート。

愛媛から近いこともあり、ヴェロリアンTシャツや応援フラグでの応援も見られ、チーム一同気合いが入る。

スタート早々に地元ヴィクトワール広島勢が積極的に動く。

2周目には23名の先頭集団が形成され、ヴェロリアン松山からは阿部選手が入る。

強力な先頭集団はペースが落ちる事なく進み、集団とのタイム差は最大1分50秒。

先頭集団に送り込めなかった、備後しまなみeNShare、レバンテフジ静岡がメイン集団をコントロール。

メイン集団から、追走集団を作る動きがあり鈴木、新開も入るが、メイン集団に吸収され、再びメイン集団は1つに。

タイム差は1分差まで縮まったが、追走するメイン集団のペースの上下に集団内の選手達は疲弊し、タイム差は拡大傾向となり、勝負は先頭集団に委ねられる。

残り3周で先頭集団は18名に。

残り2周でヴェロリアン松山、阿部選手が単独でアタック!

9週目の最後の周回賞を獲得してそのまま逃げ続ける。

最大25秒前後の差をつけ、残り1周も単独の先頭で通過し、勝利への期待がかかる。

しかし、海岸線に出たゴールまで残り6km前後地点で追走集団に吸収され、先頭は8名に。

残り2kmの上り坂でシマノレーシングの中井選手がキレのあるアタック、先頭集団は誰もついていくことができず、そのまま中井選手が逃げ切って優勝。

2位争いのスプリントで阿部選手も粘り、8位でゴール。

惜しくも逃げ切り優勝はできなかったが、会場大いに沸かす積極的な走りに、敢闘賞を受賞。

ヴェロリアン松山初の表彰台は、阿部嵩之が周回賞と敢闘賞とダブルで受賞することなった。

リザルト

1位 中井 唯晶 (シマノレーシング)  2:40:17

2位 石原 悠希 (シマノレーシング)  +10s

3位 小野寺 玲(ヴィクトワール広島) +10s

….

8位 阿部 嵩之 (ヴェロリアン松山)  +11S

16位 鈴木 譲(ヴェロリアン松山) +1m34s

28位 吉田 晴登(ヴェロリアン松山) +2m26s

34位 新開 隆人(ヴェロリアン松山) +2m27s

56位 桂 慶浩(ヴェロリアン松山) +6m15s

DNF 森本 凜太郎 (ヴェロリアン松山)

DNF 小坂 光 (ヴェロリアン松山)

DNF 森 海翔 (ヴェロリアン松山)

広島トヨタ周回賞(9周回完了時) : 阿部 嵩之(ヴェロリアン松山)

敢闘賞: 阿部 嵩之(ヴェロリアン松山)

【阿部選手コメント】

レース前から「チャンスがある」と周りからも言われていたが、自分自身の走りができるように集中して、得意の逃げのスタイルが実践できたことがいいところだった。

そして、最後の周回賞も狙い通り、そこからの一人逃げは数名で行きたかったのが本音です。

少数の追走に追いつかれたかったが、5名、2名と追いつかれて最終的に8名になってしまった。

最後の登りで少し遅れてしまい、下りで追いつくことができたが、ゴールスプリントまでは脚が足りなかった(体力が足りなかった)

今にして思えばもう少しクレバーに脚を貯めながら走ることもできたかと思うが、優勝へのチャレンジと、チームにとっても良いアピールできたのかなと思う。

明日はリベンジしたい!